スペシャリストになるには

好きなことに人的資本の全てを投入する 集団のなかでキャラが立っていなければ、子孫を残すことができない 他者よりも得意→目立てる→熱中する→もっと得意になる 遺伝的・生得的な違いの増幅 = キャラ・人格

私たちが自分に合ったプロフェッションを獲得する戦略はたったひとつしかありません。それは仕事のなかで自分の好きなことを見つけ、そこにすべての時間とエネルギーを投入することです。

ナンバーワンでなくてもよい。住む場所が違えば共存できる。

  • 自然界では現存するすべての生物がオンリーワンかつナンバーワン(そうでない種は滅びた)

弱者の3つの生存戦略

  • 小さな土俵で勝負する
  • 複雑さを身につける(ルールがシンプルなゲームは強者に有利になる)
  • 変化を好む
    • 変化の激しい環境ほど弱者にチャンスがある

収益の最大化と自己実現

  1. 好きなことに人的資本のすべてを投入する。
  2. 好きなことをマネタイズ(ビジネス化)できるニッチを見つける。
  3. 官僚化した組織との取引から収益を獲得する。

あなたがまだ20代だとして、35歳までにやらなければならないのは、試行錯誤によって自分のプロフェッション(好きなこと)を実現できるニッチを見つけることです。会社のなかで専門性を活かせるごく少数の恵まれたひとを除けば、人生のどこかの時点で組織の外に出て、知識や技術、コンテンツのちからで大組織と取引する「フリーエージェント」化が、高度化する知識社会の基本戦略になるでしょう。——定年という「強制解雇」によって、誰もがいずれは会社を追い出される運命なのですから

📕幸福の資本論